ダンサー育成プロジェクトのダンサーにこのプロジェクトについてインタビューしてみました!有光藍さんです。
1.参加されて気づいた事や、自分自身の変化、ダンサー達の事などについて
全員で毎日バレエ、コンテンポラリー、トレーニングのレッスンをしてリハーサルに臨むことで、出演者のバックグラウンドは様々ですが、全員が少しずつ作品に対して同じ方向を向いてきたような気がします。
また、個々それぞれの長所や短所を細かくアドバイスしてくださったりと、改めて自身の踊りを再確認することができ、身体の使い方や見方も変わってきたと感じています。
このプロジェクトメンバー(Dancer)
はとても個性豊かです。
そして、素直で思いやりがある優しい人達です。
メンバー全員がそれぞれ経験してきたものを共有したり、色々な意見を出し合ったりと高め合っています。
とても楽しくこのプロジェクトに取り組めています。
2.レッスンについて
レッスンはバレエ、コンテンポラリー、トレーニングと毎日異なるレッスンを行なっている為、偏ることなく、満遍なく身体をつくれていると思います。
特に、ダンサー目線でのトレーニングレッスンはなかなか出会う機会がないので、とても面白いです。
私はヨガなどで身体について学ぶ機会がありますが、直子さんはダンサー目線での解剖学的なアドバイスをしてくださるのでとても分かりやすく、学ぶことが沢山あります。
3.リハーサルについて
リハーサルでは、直子さんが求めるものにいかに応えていくかというのが大事になりますが、その前のレッスンである程度それに向けた身体に出来上がっている為、直子さんが求めるものを理解しやすくなっていると思います。
4.交通費支給について
交通費支給があることはとても有り難いです。
リハーサル回数が多い、家が都内から離れているなど、このような理由でアルバイト代やギャラが交通費でほとんど消えるということは少なくありません。
私達は舞台に立つことを仕事にしたいと思っても、このような状況ではなかなか難しいです。
直子さんはリハーサルもダンサーの仕事の一つであることが明確に見えるよう、このような機会をくださりました。
私達もサポートしていただいている分、しっかり応えたいです。
5.新作Carmenについて、また本番までの意気込みについて
今回の舞台のCarmenはストーリー性が強く、ダンス初見の方でも分かりやすく、楽しめる作品です。
私はこのようなコンテンポラリー作品に出演するのは初めてです。
日々、課題を消化していくので必死ですが、自身が経験してきたものも活かしながら取り組めたらと思います。
6.参加されて今後のダンサー活動に活かされますか?
はい、活かしたいです。
海外で活動し、日本に戻られてから様々な環境で悩まれているダンサーが多いのではないかと思います。
日本でもこのように出来たら…など、思い描くものが沢山あってもなかなか実行するのが難しいものです。
日本だからしょうがないと感じている方も多いと思います。
しかし、日本で活動するダンサーの在り方を考えた時に今までにない環境を作り出していかないと発展していかないと考えています。
直子さんは今回、まず自分に出来ることとして、自身が経験した環境や術をほぼそのまま若手ダンサー達に与える、伝えるということをしてくださっています。
とても貴重な時間をいただいております。
以前、直子さんはこのようなプロジェクトが色々な場に広がって欲しいとおっしゃっていました。
私はこのプロジェクトでダンサーとしてスキルを上げるのはもちろん、私達からもこのようなプロジェクトを発信していけるよう、ダンスの技術面だけではなく、様々な面を全て学んで終えたいです。
撮影;Hiroki Nakatani
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